糸暦(いとごよみ)

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ミシンの上糸の正しいかけ方|ミシン初心者のためのミシンの使い方(1)

ミシンの修理をお預かりするとき、よく感じることがあります。私たちスタッフが「あたりまえ」「常識」と、思っているミシンの使い方も、ミシン初心者の方にとっては大問題。それを知らずに困っているお客様が意外と多いということです。

そこで、これからミシンの使い方の基本を気づいたことから少しずつ、ミシン初心者のためにご紹介していこうと思います。

ミシンの使い方「上糸のかけ方」

ミシン

「縫っていたら下糸がぐちゃぐちゃになって裏に出てくる。」「縫っていたら糸が生地の裏にいっぱい出てきて絡まってしまう」こんなご相談がよくあります。

こんなご相談の時には、にやりと笑ってお客様の目の前でそのミシンを試し縫いしてみます。するとほとんどの場合はきれいに縫え、お客様は「どうしてー、昨日は全然縫えなかったのに」とびっくりされます。ミシンの故障ではなく、原因はミシンの使い方にあったからです。

ミシンに上糸をかけるときは、押さえ金を上げてから糸をかけましょう。ミシンにとって押さえ金が下りているときは縫うとき、押さえ金が上がっているときは糸かけをするときです。ミシンの心臓部である糸調子の部品は、押さえ金が上がると糸が通るように開き、押さえ金が下がると糸を挟んで糸調子をとろうとします。

押さえ金を下げて糸をかけると糸調子がきかず、写真のようになり先ほどのご相談に繋がります。

もっとも、「縫っていたら下糸がぐちゃぐちゃになって裏に出てくる。」について。正しくは下糸ではなく、糸調子のきいていない上糸が下糸に引っ張られて布の裏に出てきているのですが。

たぶんほとんどの方は、「そんなのあたりまえでしょ!」と思って見えると思いますが、ミシン初心者には大問題。ミシンは「使いこなせてナンボ」の道具。こんなところが普通の電化製品とは違うところです。ミシンの使い方をマスターすることが大切です。

これからも時々、ミシン初心者のためにミシンの使い方のご案内をしていきたいと思います。

 

 

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投稿者

下萩浩明(はぎ手芸店オーナー)
手芸店の経営傍ら、手芸教室なども行っております。
全国の手芸ファンのために、ハンドメイドに関する情報や知識を配信してまいります。

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