簡単な袴の補修方を紹介します
はぎ手芸店は飛騨高山の手芸屋さんです。飛騨高山といえば春と秋の「高山祭り」が有名ですが、春の高山祭りは日枝神社の山王祭、秋の高山祭りは八幡神社の八幡祭りです。
それ以外にも神社はたくさんあって、お祭りもたくさんあります。
ちなみに私の家は白山神社(高山で最も古い神社です)の氏子で、毎年5月5日が例祭の日、巡行をします。
氏子がそれぞれの役割の衣装で行列するのですが、半分ほどの人が裃(かみしも)を着ます。
恥ずかしながら今年の私の写真です。袴をはいているのがおわかりと思いますが、この折り目が、長年使用しているうちに裂けてきて、お困りの方がたくさんお見えです。
それでお祭りが近づいてくると、補修のご相談にお客様がお見えになるわけです。はぎ手芸店の店頭でおすすめしている簡単な補修をご紹介します。毎年たくさんのお客様に喜んでいただいています。
必要な材料はこれだけです!
キャプテン株式会社 薄地すそ上げテープCP-64
色は33か34のどちらかがいいです。
袴の裂けたところに裏から当ててアイロン接着すれば完成。あっという間にお悩みの袴の補修が完成です。
縫い目がないですし、素材が薄いので生地に響くこともなく表に響きません。ぜひお試しください。
薄地 すそ上げテープ |
念のため、アイロン接着についてまとめておきます
- すそあげテープを濡らして、軽く絞ってからアイロンがけして下さい。 きりふき、スチームアイロンを使用してもいいです。当て布をしてくださいね。
- アイロンの温度は中温(140度から160度)。
- 体重を十分にかけて動かさず、15秒から20秒。テープの端から順にプレスします。