連絡ばさみ(お便りばさみ)とは?
全国には入学準備で忙しくしているママさんがたくさんお見えになると思います。レッスンバッグ 給食袋 座布団など、学校からの資料に準備すべき入学用品の詳細が載っていますよね。
飛騨高山の入学用品には、他の地域ではあまり聞いたことのない「連絡ばさみ」なるものがあります。またの名をお便りばさみといって、先生から渡された資料や通信などを挟んで家に持ち帰るための道具です。
各家庭では、お子様が帰ってくると、親が連絡ばさみ(お便りばさみ)を確認します。子供が先生からの大事な手紙を親に手渡すことを忘れても、連絡ばさみ(お便りばさみ)の確認を親が忘れなければ、手紙が親に届く。という優れものです。
ココに連絡ばさみ(お便りばさみ)が長年飛騨高山の小学生に愛用されてきた理由があると思います。近頃ではクリアファイルという便利なものもありますが、どこにでもたくさんあふれているクリアファイルと違って、子供が好きな柄の生地で作った、ただ一つだけの連絡ばさみ(お便りばさみ)があることによって、学校 子供 家族のコミュニケーションがスムーズになっているのだと思います。
興味のある方はぜひまねして作ってみてください。
お客様からご注文を承って作った作品の一部です。
A4 サイズとB5サイズの2種類があります。ほとんどの方がB5サイズを準備されます。A4 サイズは使っているうちにランドセルのふたに当たって曲がってしまいます。
広げて表から見たところ。当たり前ですがB4サイズになっています。正確に言うと縦横に1.5㎝くらいB4サイズより大きくしてあります。
広げて中側を見ています。左の白いのは2㎝の平ゴム。ココに手紙を挟みます。写真では見にくいのですが、右側の下の方にはポケットがついています。ここにも手紙が入ります。
表布と裏布の間にはボール紙を挟んで、縫っています。ボール紙が手に入りにくい方は、バッグの底板用の芯や、接着芯の厚手でも代わりに使えると思います。連絡ばさみ(お便りばさみ)を手作りするのは少しハードルが高いと思いますが、興味のある方は挑戦してみてくださいね。
布用ボンドを使えば、意外に簡単に作れるかもしれませんよ。