棒針編みの作り目の仕方を紹介します
編み物はヒロコが担当していきます。
編み物(手あみ)初心者のための編み物講座1回目、2回目の確認
今回の講座は、棒針を使ってガーター編みのマフラーを編むことを目標にしています。毛糸はリッチモアの綵絵を一玉、棒針は竹製の(できれば、クロバー株式会社の匠)15号を用意してください。違う材料を使っていただいても結構ですが、必要な毛糸の玉数や、編むときの目数、段数、仕上がりのサイズに違いが出るかもしれません。詳しくは1回目、2回目でご確認ください。
編み始める前に毛糸の取り扱いについてご説明します。
毛糸は1本の糸が巻かれて一玉になっています。毛糸の糸端は毛糸の中心と外側にあります。一般的な毛糸を編むとき、毛糸の糸端を毛糸の中心から取り出して編み出すのが基本です。外側の糸端から編み始めると、編み進めながら糸を引っ張った時に毛糸の玉がころころと転がってしまい大変です。
毛糸の中心の糸端がうまく探せなくても大丈夫ですよ。糸をかたまりのまま引き出してください。その中から糸端を見つけてください。残った糸はそのままにしておいても良いですし、毛糸の玉の中に戻しても良いです。
棒針編みの作り目をしましょう
編み物(手あみ)初心者のための編み物講座3回目となる今回は、棒針編みの作り目の仕方について説明します。作り目とは、編み地を編んでゆくのに必要な土台となる目のことです。棒針編みの1段目を作ることです。
1.作り目を始める位置を決めます。
作り目を始める位置は、これから編むマフラーの幅の3倍が目安です。今回編もうとしているマフラーの幅は16センチを予定していますので、16センチの3倍で、48センチの位置から作り目を始めます。
2.48センチの位置に輪を作ります。 ☆の位置をつかんで、輪の中を通します。
3. こんな風になっているはずです。
4.棒針2本を輪に通します。
5.左手を手のひらが見える位置まで回します。この時、毛糸が抜けないように右手の人差し指で、毛糸を押さえることが大切です。2本の糸は、左手の中指、薬指、小指で握ります。
6.親指の外側の糸を矢印の方向にすくいます。
7.人差し指の内側の糸(親指側の糸)を矢印の方向にすくいます。
8.親指の輪にくぐらせます。(親指にかかっている2本の糸の間を通す。)
9.親指を外します。糸を引き締めます。
↓
10.二目編めました。糸端側の糸を親指にかけ直して、6~10をあと13回繰り返します。
11.15目作りました。
12.針を1本抜きます。(目が外れないように注意してください。)1段目が完成しました。(作り目ができました。)
ひと言アドバイス
棒針の先の細いところで編まないように気を付けましょう。針の太さが均一な部分で編む癖をつけてください。針の先で編むと、編み目がふぞろいになりますし、予定のサイズに仕上がりません。