上手なアイロン接着の方法をお教えします
接着芯 すそ上げテープ アップリケなど、アイロン接着する商品についてよくご相談を承ります。
「アイロン接着はすぐにはがれて困る」と。
時にはおしかりを受けたり、「アイロン接着のものは使わない」とおっしゃる方もあります。
そんな時には丁寧にご説明して納得していただいています。
せっかくの便利商品なのに、少しの誤解が原因ですぐにはがれてきたり、使うことをためらっているのはもったいないことです。
アイロン接着の仕方を正しく理解して便利商品を使いこなしてください。
ここでは、接着芯の使い方を中心に説明させていただきます。
他の商品もアイロン接着の仕方の基本は同じですからそのまま参考になると思います。
接着芯の使い方 チェックシート
- お使いの接着芯は手芸店の商品ですか?
- アイロンの温度は中温(130から150度)ですか?
- アイロンは滑らせず、一カ所10~15秒かけましたか?
- 芯地側からむらなくアイロンをかけましたか?
- お使いの接着芯は不織布接着芯ではありませんか?
解説
- 手芸店以外で販売されているものの中には時々粗悪品もあるようです。商品に問題があるのかもしれません。
- アイロンの温度は大切です。ご確認ください。商品により、指定の温度に違いのある場合もありますから、そのときには説明書に指定されている温度にしてください。
- これをご存じないお客様が実に多いです。カッターシャツにアイロンがけするように“スースー”とアイロンをかけている方がずいぶんあります。一カ所10~15秒アイロンを動かさずかけてください。(接着時間も商品によって少し差のある場合があります。説明書に従ってください。)
- これも注意が必要です。アイロンをかける位置に隙間があると、そこは接着しません。(右図で確認してください)
- ご存じない方が多いのでご説明しておきます。1~4の問題をすべてクリアしていても不織布接着芯は、いずれはがれてきます。理由は、不織布接着芯は仮接着ですから時間がたつとはがれてくるのです。完全接着をご希望の方は、布の接着芯か完全接着の不織布接着芯をお求めください。バッグなどにお使いの方には、はじめから表地ではなく、裏地に接着することをおすすめしています。
おわかりいただけたでしょうか。アイロン接着の仕方をしっかり身につけて、便利商品を使いこなしてください。
すそ上げテープ アップリケなど、アイロン接着する商品の基本は同じです。