ミシンが好きでいろいろ作っている方、それなりの品質のミシンをお探しの方におすすめしたいのが、ブラザーのソレイユ600。
これまでブラザーのミドルクラス機を使っていたひとなら、なおさらおすすめです。使い方は大きく変わることがなくて、使いやすくてきれいに縫えます。
これまで苦労してきた事をいろいろ解決してくれるミシンです。
特にお伝えしておきたいことは、ブラザー ソレイユ600はフルサイズの家庭用ミシンとしての高機能を備えながらとてもリーズナブルなミシンだと言うことです。
フルサイズのミシンとは?
こちらの写真をご覧下さい。
写真の取り方がうまくないので見にくいですが、定規を当ててはかっている部分をミシンのワークホールと呼びます。ワークホールが20センチ程度(もしくはそれ以上)のミシンをフルサイズのミシンと呼んでいます。
ミシンを使うときワークホールが大きい方が使いやすいですよね。ですからミシンは高額になるほどワークホールが大きくなります。
ブラザー ソレイユ600は、フルサイズのミシンでありながら価格はミドルクラスのミシンに比べて少し高いという程度の価格で販売されています。
ミシン本体はフルサイズミシンとしての高性能と作りを維持しながら、削ることの出来る部品を出来るだけ削ったり、オプション設定にしてミシン本体をリーズナブルな価格に下げたのがブラザー ソレイユ600です。
ミシン本体だけを見比べると、他のフルサイズミシンと比べて決して見劣りしません。
ブラザー ソレイユ600の良さ
ブラザー ソレイユ600の良さについて少し説明しておきます。
ゆとりのパワーで厚い生地も薄い生地もきれいに縫ってくれます
カタログにはこんな説明がしてあります。
厚い生地が縫えるのは当然といえますが、薄い生地がきれいに縫えるところにこのミシンの作りの良さを感じます。きれいに縫える理由を説明すると
大きさの違う押さえがね。
一般的なミドルクラスについているのが小さい押さえがね。大きな押さえがねがソレイユ600の押さえがねです。
長い分だけ押さえの先端の傾斜がなだらかになっているので、段差も楽々越えて縫うことが出来ます。
また、カタログにもあるように送り歯も長くて、送り歯の動きはスクエア送りになっています。
いろんな工夫によって、いろんな生地をストレス無くきれいに縫ってくれるのです。
そのほかにもうれしい機能満載
そのほかにもうれしい機能満載。
ふたつのLEDライトで手元がすごく明るいです。
液晶画面にエラーメッセージが言葉で出るのでわかりやすい。
スーパー糸通しであっという間に針に糸が通ります。
さらに 下糸クイック 自動糸調子 押さえ圧調整 自動糸切り 自動止め縫い・・・
ブラザー ソレイユ600をおすすめする理由がある程度ご理解いただけたでしょうか。
ソレイユ600とJUKI HZL-F3000の比較
最後にもう一つだけお伝えしたいことを、以前にご紹介したJUKI HZL-F3000と比較しながら説明します。
JUKI HZL-F3000は私が大好きなミシンの一つ。HZL-EX7が高すぎて手の出ない人にお勧めしているフルサイズミシンとしてはお求めになりやすいミシンです。
ブラザー ソレイユ600はHZL-F3000よりお値打ちなので今回ご紹介しているのですが、お値打ちにするために削った機能があります。
HZL-F3000にはあるのにソレイユ600にはついていない装備についてまとめてみます。
ワイドテーブルとフットコントローラーがオプション設定になっている。両方をオプションで購入すると2万円ほどかかりますから、どちらも同じくらいの価格になってきます。
ニーリフター(膝で押さえがねを上げ下げする機能)がない。
ボタンホール押さえがねが、ミドルクラスと同等のものがついている。生地や段部の影響による送り詰まりの起きる可能性がある。
この辺がおもな違いです。どちらもおすすめのミシンであることに違いないので、後は価格の差と装備の差を皆さんが判断してください。