手芸店を長く経営しておりますと、店頭でたまにこんな質問を受けます。
「穴の大きい針を下さい」「糸が簡単に通る針を下さい」
最初は、何の事かと思いましたが、実は皆さん、針の糸通しに困っているお客様なのです。
今では、もう慣れっこでそっとこの糸通し器を差し出します。
そして皆さんを笑顔に・・・
今日は、そんな針への糸通しで困っているあなたに、おすすめの糸通し器をご紹介いたします。
その前に、これまでの糸通し器と言えば、コレですよね。
【クロバー】 スレダー ( 2枚入 ) 15-001 | つくる楽しみ |
家庭科の教材にも入っていたこれは、「ニードルスレイダー」と呼ばれ、今でもたくさんの方に愛用されています。
でもこの商品の難点は、先が曲がって使えなくなること、そして超ベテランになると、これでさえ使えなくなる事です。
そして現在の主流はこれです。
当店スタッフも愛用。糸通しの新定番
ベテラン揃いの「はぎ手芸店」スタッフは、遠くなった目に悩んでいて、針の糸通しが苦手です。
発売以来、本店とバロー店のスタッフがずっと使い続けていますが2台とも壊れることなく調子よくつかい続けています。クレームもほとんどありません。
私たちと同じような悩みをお持ちの皆さんにおすすめなのがクロバー「デスクスレダー」!
目をしかめなくても、めがねをかけなくても、簡単な操作で糸が通ります。
これこそ「いとも簡単に???」
パッチワーク教室へ通う若い方も、面倒な糸通しが楽になるのでほとんどの方が利用されています。
糸通し器の使い方
使い方は超簡単です。
- 針と糸をセットします
- 人差し指と親指で糸を軽く押さえて下さい。ここがポイントです。うまく使いこなせていない人の中にこのことに気がついていない方がよくあります。
- レバーをワンプッシュ。針をそっと引き上げて、糸の輪になっているところを引っ張って下さい。
たったこれだけで、針穴に糸が通ります。
子供からお年寄りまで簡単に出来ます。
もう糸先を舐めて固めて、目をしょぼしょぼさせる必要もございません。
子供や、孫に「ちょっとお願い!」と糸通しを頼まなくても良くなるのです。
これで、又手芸が楽しくなりますね。
プレゼントとしても人気です。
今は、従来のピンク、黄色に加え限定色の水色が発売されていますよ。
追伸
蛇足になりますが、今回の記事を書いていて発見したことを・・
これまで私はこの商品のことを「クロバーニューデスクスレダー」と呼んできました。そしてこの記事を書くために資料を見ていると、すべて「クロバーデスクスレダー」となっていて、「ニュー」の言葉がついていません。
この商品が発売されたときから私の頭には「ニューデスクスレダー」という名前がインプットされていたので、あれれ・・・?と思ってしまいました。
クロバーさんに確認したところ、発売したときには、これまでにない新しい商品という思いを込めて「ニュー」をつけていましたが、数年たってから、いつまでも「ニュー」はおかしいのではないか。ということになって「ニュー」を外したそうです。
ですから「ニュー」のついているほうが、ついてない方より古い表現というふしぎなことになっています!?