猛暑が続いていたこの夏、店舗の引っ越しのために毎日汗だくになりながら荷物を運んでいました。
そんなある日、運んでいた荷物の角がTシャツのおなかのあたりに引っかかりました。
忙しさのあまり、その時には確認することもせず作業を続け、荷物を引っかけたこともすっかり忘れていたのですが、翌日の夜、洗濯の済んだTシャツをたたんでいたらびっくり!おなかのところからほつれた糸がビヨーンと出ているではありませんか・・・
ショック!
「このTシャツ、結構気に入っていたのに・・」
「そういえばあの時、引っかけた気がするなぁ-」
徐々にその場面を思い出して、ほつれの原因には気がついたのですが。
ハサミで切るのはNG!「ほつれ」の原因は
今の私と同じような経験をしたことのある方は多いと思うのですが、こんな時皆さんはどうしていますか?
以前の私なら、ためらうこともなくチョキンと「ほつれ」を切ってしまいました。
でもこれが大間違い。洗濯を繰り返すたびに、ほつれとところから傷が徐々に広がっていきます。
「ほつれ」は生地を編んでいる糸がループ状になって外に引き出されている状態です。
ほつれた糸がビヨーンと出ているのはかっこ悪いですが、せっかく糸がつながっているのに切ってしまっては余計台無しになってしまいますから気をつけてください。
それでも、私は今回焦ることはありませんでした。なぜなら、補修するための道具を知っていたからです。
クロバー「ほつれ補修針」の使い方
そのすばらしい道具がクロバー株式会社の「ほつれ補修針」品番18-641。
太い針と細い針の2本セット。
今回、私の場合はTシャツのほつれですから細い針を選んで、ループ状のほつれの根元に針を差し込みます。
そのまま裏まで針を引き抜いていくと、針のぎざぎざに引っ張られてほつれがスルッと生地の裏側に抜けていきました。
たったこれだけで補習は完成。
これでお気に入りのTシャツが復活です。表から見ると、少し傷はありますがあまり気になりません。
なんと言ってもビヨーンと伸びたほつれが、裏側に回っただけで大満足です。
特別な技術は必要なく、初めてでも簡単に使いこなせますから、ぜひお試し下さいね。
あきらめかけていた服が、また着られるようになりますよ。