糸暦(いとごよみ)

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糸の太さの見分け方について|糸の選び方(1)

ミシン糸、手縫い糸の選び方を紹介します

ひとくちに糸といっても、ミシン糸 手ぬい糸 毛糸 ミサンガ糸・・・などいろいろあります。

このコーナーで取り上げていくのは毛糸などの手芸用糸ではなく、ミシン糸 手ぬい糸と呼ばれる、裁縫用の糸に絞って説明させていただきます。

裁縫用の糸にもたくさんの種類があります。使用目的に応じて各糸メーカーは信じられないほどたくさんの種類の糸を作っています。

 

 

糸の違いができる様々な要素

糸の原材料の違い、糸繊維の長さの違い、短繊維・長繊維

糸は何本かの細い原糸をよって1本の糸に仕立てているのですが、その原糸の太さと本数の違い

原糸のより方の違い、よりの方向と強さの違い、太さの違い

 

いろんな要素の中から今回は太さに絞って説明させていただきます。糸を購入されるときの参考にしてください。

 

 

糸の太さの表記には番手とdtexがあります

糸の太さの表記には番手とdtexがあります。

  • 短繊維で作られた糸をスパン糸と呼び、その太さの表記が「番手」です。スパン糸の代表格が、「シャッペスパン」「木綿糸」です。
  • 長繊維で作られた糸をフィラメント糸と呼び、その太さの表記が「dtex」です。フィラメント糸の代表格が、「絹糸」や縫製工場の皆さんがよく「テトロン糸」と呼んでいる糸です。

 

ですが、糸の太さを表現する基準が2種類あると混乱するので日本国内ではどちらの糸も「番手」を共通の基準に使って表現するのが一般的となっています。

ですからここでも番手を糸の太さの基準としてお話しさせていただきます。

 

100㌘の重さで100㍍の長さのある糸を1番手と呼びます。100㌘で200㍍あれば2番手となります。

番手が大きくなると糸は細くなっていきます。皆さんにおなじみのシャッペスパンミシン糸の水色のボビンに巻かれた糸は、60番手ですから100㌘で6000㍍の長さになるということです。

 

 

シャッペスパンミシン糸の種類

  • 赤色のボビン 太口 30番手 厚地用 ステッチ用
  • 水色のボビン 普通地用 60番手 一般的生地用
  • 黄色のボビン 細口 90番手 薄物用

ステッチが目立たない方がいいときは60番の代わりに使うときもあります。

 

 

手芸屋さんの店頭で見かける糸と、糸の太さの関係

 

ミシン糸 手ぬい糸 太さ 表記
フジックス モコ 10番手 20/6
たこ糸 12番手(他の番手もあり) 20/5
ボタンつけ糸 20番手 #20 3コード
木綿糸太口 20番手 20/3
ジーンズステッチ 20番手 #20 3コード
木綿糸細口 30番手 30/3
シャッペスパン太口 30番手 #30 3コード
絹手ぬい糸 30番手相当 30dtex×7×2
ファイン手ぬい糸 40番手相当 78dtex×2×2
ファインミシン糸 50番手相当 78dtex×1×3
レジロン 50番手相当 110dtex×1×2
シャッペスパン 60番手 #60 3コード
シャッペスパン細口 90番手 #90 2コード
ロック糸 90番手相当 100dtex×2×2

 

たこ糸 木綿糸太口 木綿糸細口は綿でできています。レジロンはナイロン、絹手ぬい糸は絹、そのほかはポリエステルでできています。

ミシン糸はレジロンをのぞきすべてポリエステル製ですから、太い方が丈夫な糸ということになります。

レジロンはニット用ミシン糸といって、ニットになじみやすいように伸びるミシン糸です。

ミシン糸

手ぬい糸は天然繊維の糸と、ポリエステル製の糸が混在しています。

少し乱暴な言い方になりますが、天然繊維の糸は昔ながらの糸。

ポリエステル製の糸の方が、糸の強度、堅牢度(染めの良さ)、耐久性ともに優れているので、ポリエステル製の糸をおすすめします。

手縫い糸

かつて高級仕立ての洋服は絹糸で縫うのが常識でした。20年30年と年を経て、縫った糸が経年変化で強度が落ちて、縫い目が裂けてきた。なんていう話も聞いたことがあります。

ポリエステルの糸はそんな心配がありませんし、木綿糸太口 木綿糸細口 絹手ぬい糸に比べてファイン手ぬい糸は一番細いですが、一番丈夫です。

 

こんなことを参考にして、糸の購入に役立てていただければと思います。

蛇足になりますがせっかくのチャンスなので、糸の表記から番手を知る方法を書いておきます。

 

番手を計算で出す公式があります。

X(エックス)×3=番手

X(エックス)には上記の表 表記の欄の分数が入ります。

 

たこ糸は20/5と書いてあるので

20/5×3=12ですから、たこ糸は12番手となります。

モコは20/6と書いてあるので

20/6×3=10となり10番手となります。

 

ちなみに20/6というのは20番手の糸を6本よって作った糸 と言う意味です。

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投稿者

下萩浩明(はぎ手芸店オーナー)
手芸店の経営傍ら、手芸教室なども行っております。
全国の手芸ファンのために、ハンドメイドに関する情報や知識を配信してまいります。

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