ファスナーを壊したことのある方必見です!
平成28年8月12日(金)のブログに「ファスナーの選び方」をご案内していますが、今回はファスナーの使い方についてご紹介します。
店頭で接客をしていて、「ファスナーが壊れたので取り替えたい」というお問い合わせがよくあります。お客様には代わりのファスナーをお勧めして買っていただいています。でも私はそんな時、不思議に思うことがありました。
「ファスナーはそんなに壊れるのか?」ということです。私の長い人生において私と私の家族のファスナーは壊れたことがありません。お客様のファスナーはどうして壊れるのでしょうか。
ある日、「ファスナーが壊れたから」とご来店されたお客様がファスナーの開閉をしているのをみて気がつきました。ファスナーの開閉の仕方が私と違うのです。そのお客様には正しい使い方をご説明して、お喜びいただきました。
私たちが、当たり前と思っているファスナーの使い方も、人それぞれ。間違った使い方を、そうとは気づかずに使い続けて壊してしまっている方があるようです。そこで今回はファスナーの使い方の基本をご説明させていただきます。
ファスナーの使い方
1.ぎゅうぎゅう詰めのバッグのくちを、無理に閉めていませんか?これをやるとファスナーに無理な力がかかり、ファスナーのエレメント(むし)が抜け落ちてしまうことがあります。ファスナーを閉めるときには左右のエレメントを近づけてから閉めましょう。
店頭で私がお相手したお客様もこれをやっていました。商品はオーダーで作ったお昼寝布団です。それを再現してみます。
悪い例 ファスナーを閉めようとしているのですが、ファスナーは大きく開いたままです。
良い例 左右のファスナーを近づけてから、スライダー(持ち手)を引いて締めましょう。
2.ファスナーはスライダー(持ち手)をもって開けてください。スライダーを持たず、ファスナーをもって強引に開くとファスナーを壊す恐れがあります。
3.衣服を着るとき、脱ぐとき
ファスナーを完全に開いていない状態で衣服の着脱をするとファスナーを痛めます。また、ファスナーを閉める前に、カギホックやボタンを先に止めてから閉めてください。
4.洗濯について
衣服を洗濯するときには、ファスナーは閉じてください。閉めておくことでファスナーを痛めませんし、ファスナーのエレメントで他の衣服を傷めることもなくなります。
ここまでお読みになって、何か思い当たることがありませんか。思い当たる方はそこを直していただいて、ファスナーを快適に使ってください。