簡単なミシンがほしい!初心者におススメするミシンのポイントを紹介
ミシンの接客をしていてよくお客様に要望されるのは「簡単なミシン」がほしいということです。
簡単なミシンとは、簡単な操作できれいに縫えるということになります。
このことがミシンの購入の際最も重要なポイント、ミシンの選び方として押さえておきたいポイントです。
ミシンを選ぶときに押さえておきたいポイント
ミシンの操作において簡単に縫えるということにはいくつかの側面があると思います。
- 糸かけが簡単にできる。(使いやすい自動糸通し器){第4回ミシンの選び方で説明しました。}
- 糸調子が簡単に調整できる(薄物がきれいに縫える)→自動糸調子がおすすめ{第2回ミシンの選び方で説明しました}
- ワークホールが広くて作業がしやすい{第3回ミシンの選び方で説明しました}
- 縫い目の長さ、ジグザグの振り幅が自動設定である
- 液晶画面があって操作がわかりやすい
- 自動止め縫い 自動糸切り フロートモードがある
- 操作がワンタッチでわかりやすい
- 下糸の準備が簡単 ワイドテーブル フットコントローラー 拡大鏡 ニーリフターなど付属品やオプションが充実している
- BOX送り 直線用針板 押さえ圧調整 ボタン穴かがり押さえに固定板がついているなど、よりきれいに縫うための装備が充実している
- ピポット機能 フットスイッチ機能などを利用して両手を生地から放さず縫うことができる。
だいたいこんな内容になってくると思います。
2番の糸調子については第2回目で説明しているのですが、補足説明を少し。
ミシンにとって厚いものを縫うことはさほど難しいことではありません。モーターの馬力が解決してくれます。
高いミシンほどモーターの能力も上がっていくので、そこそこのお値段のミシンなら気にならないと思います。
ミシンを作る側からすれば、薄い布 伸びる布をきれいに縫ってくれるミシンを作ることが難しいのです。縫い目がつり気味になってしまったり、目飛びをしたり本当に大変です。
9番にあげた「直線用針板」はそんな生地を少しでもきれいに縫えるようにするための付属品です。
4番から7番はコンピューターミシンの特性です。
少しでも簡単な操作で仕事ができるよう、面倒な作業をミシンが代わりにやってくれる機能です。
また、こういった機能を備えたミシンはミシン本体の性能も高くなってきますから、より美しく縫ってくれるようになっていきます。
8番9番はコンピューターミシンの特性というわけではありませんが、10万円くらいのミシンからこんな装備が標準になってきます。
10番は各メーカーの家庭用ミシンの中でもトップクラス(フラッグシップモデル)ミシンの機能です。
以上のような理由からできるだけコンピューターミシンをお選びいただきたいと思います。
私がミシンの接客をしていて最初に必ずお伝えしている言葉があります。
「ミシンは価格が高くなっていくとだんだん簡単な操作できれいに縫えるようになっていきます。」
ご予算のかげんもあって難しい部分もあると思います。
ですから信頼できる人によく話を聞きながら、ミシンに自分はどの程度のことを期待して、どの程度の機能が必要であるのかをよく見極めて、予算とのバランスを考えていってください。
ここにご案内するブラザーのソレイユ70 ソレイユ80はミドルクラスのコンピューターミシン。
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