ミシンの掃除方法を教えます。
今回はミシンの掃除の仕方についてご案内します。お客様からよくお問い合わせいただくのですが、ミシンの掃除ってどうすれば良いのかよくわからない方がたくさんみえます。
また、修理のミシンを掃除したらミシンの不調が直った。つまりホコリが原因でミシンの調子が悪くなる場合があると言うことです。
そこで今回はミシンの掃除についてまとめてみようと思います。
ミシンの掃除が必要だと思っている方で
「機械いじりはにがて」と思う方は、ミシンを購入したお店に依頼してください。掃除のために外した部品を元通りに組み立てできないと縫えなくなってしまいますし、掃除したことが故障の原因になっては困りますからね。
ちなみに、はぎ手芸店では、自店でお買い求めのお客様ならどんなに古いミシンでも無料で掃除していますし、せっかくなので注油もしています。おそらくたいていのお店が同じような対応をしていると思います。
機械いじりに抵抗を感じない方は以下を参考に挑戦してみましょう。
ミシンの掃除
銀色の四角い板を針板と呼びます。掃除するためにこの針板を外す必要があります。
最近のブラザーのミシンは針板のねじを百円玉を使って開けることができます。
ブラザーの古いタイプや、他のメーカーのミシンは付属の道具を使ってねじを回して針板を外してください。
針板を外すとこうなっています。写真のミシンは綺麗ですが、長年掃除していないミシンは全体に綿ぼこりと糸くずがつまっています。
さらに中央の内釜(黒い部品)を持ち上げて外します。このとき、内釜がどんな風に入っていたかよく頭に入れてください。戻せなくなると大変ですから。ポイントは赤い丸の中。内釜の突起部分と右の方から伸びてきている部品の先端にある板バネの位置関係が大切です。
内釜を外したのが次の写真です。この状態でエアダスターを使ってホコリを吹き飛ばしましょう。その後ティッシュペーパーで拭けば完了です。外した内釜も同じようにエアダスターでエアーを吹きかけた後ティッシュペーパーで拭いてください。
これで掃除は完了です。
エアダスターをご存じない方のために
エアダスターは空気が入ったスプレーです。出てくるのは空気ですから害はありません。ミシンの掃除のほかパソコンのキーボードの掃除などにも役立ちます。私は、高山では冬の必需品ファンヒーターの掃除に使っていますが、すごく助かっています。